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| 毎年秋になるとお寺から「報恩講」にお参りくださいという案内をいただきますが、これは何の法要なのでしょうか?また、恩に報いるとは一体どういう恩なのですか。 |
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私たち真宗門徒にとって長い間、宗祖と呼ばれて来た親鸞聖人がその生涯をかけて果たされたお仕事の大切さを讃え、その恩徳に感謝し報いるためのおつとめが「報恩講」です。日ごろ、これといった問題意識ももたず過ごしている私たちですが、しかし、問題がないのではないのです。改めて自分というものを問い返し、宗祖の教えの意味を確かめる一年で最も大切な仏事です。
親鸞聖人のご生涯は幼くして両親と別れ、比叡山での厳しい修行、念仏弾圧による流罪といった生活を強いられ、その後は関東に行脚し、人々に本願念仏の教えをひたすら説き続けられました。当時、仏教といっても貴族の宗教になっていたのですが、しかしすべての人々が平等にお念仏によって救われていくことを明らかにして下さったのです。その宗祖のご苦労によって現代社会を生きる私たちにお釈迦様の教えが伝えられて来たのです。
そして、講というのはもともとお経の研究をする集会を講会と称したのですが、だんだん寺院で修する法会を指し、さらに宗教的集団組織を意味するようになり、その集会を講、御講というようになりました。ですから、宗祖の教えをともに聞き、生活の拠り処としていく真宗門徒の集まりを講といいます。
ところでお寺の法要期間だけが報恩講ではなく、真宗門徒にとっては年中が報恩講であるといわれます。どうかその心を大事にし、せめて法要期間だけでもその時間と御縁を大切にし、宗祖のご苦労を偲び聞法していきたいものです。
さっぽろ東本願寺 第128号より |
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