| 問 |
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| 年忌法要を勤める場合、よく「繰り上げ」はよいが、「繰り下げ」はいけないということを聞きますが、それはどういうことでしょうか。 |
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| 答 |
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お尋ねの事柄について、よく年忌法要にあたり、問い合わせのあるご質問です。
特に今日では、亡くなった方のご命日に法要をつとめることは、まことに少なくなり、法要参列者の集まりやすい土曜日や日曜日に集中してつとめられることが多いようであります。そのことから言えば、現に生きているものの都合に合わせてということになりましょうか。
我が浄土真宗における年忌法要は亡き人をご縁として、現在只今この世に身をおく我が身が真実なる教えに遇うという他に意味はありません。
日頃、世事に追われる人間生活において、人の死という厳粛ないのちの事実と真向いになる機縁が与えられるということであります。
「死の自覚は生への愛だ」と教えて下さった先生がおられますが、まさに我身がこの世を終えるという問の重さ深さによって、はじめて人生の大事さが明らかになるのだと思います。
その意味では、法要期日の繰り上げ、繰り下げは大した問題ではなく「法要をつとめさせていただく」という心に力点がおかれるべきだと考えます。
ただ、繰り上げて法要をつとめなければならないという言われ方には、古来より仏事を疎かにしてはいけないという心が伝えられて来たように思います。 |
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